うつ病からの脱出ー出される薬はみな同じ? 薬は病院からの「お土産」!?ー

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今日は薬の扱いについてです。

著書『断薬セラピー』から下記に抜粋します。

出される薬は皆同じ!

整形外科を受診された患者さんに「あれ? 風邪のときに飲んだのと同じなんだけど」と言われたことがあります。風邪でも中耳炎でも怪我でも出される薬は皆同じです。

例えば痛み止めは「消炎鎮痛剤」と呼ばれるもので、これは熱が出たときの解熱剤と同じです。怪我のときに化膿をしないために飲む抗生剤は、風邪のときにも出されています(21ページ)。

皆さん、病院で出される薬は「オーダーメイド」と思っているようですが、各人にぴったりと合うオーダーメイドではありません。先ほどお話ししたように、お医者さんはあまり薬に詳しくありませんから、だいたい同じ薬を出します。

ですから、薬剤師は風邪の季節にはあらかじめ「薬セット」を山ほど用意しておきます。内科の処方も、耳鼻科の処方も、整形外科の処方も同じですからね。そこに、歯科で抜歯した人が来ても大丈夫。同じ薬で済んでしまうのです!

 

市販薬と変わらない?

それなら市販薬とあまり変わらないように思えますね。市販薬は1錠の中にいろいろな成分を入れているので、要らない成分を「抜く」ことができません。例えば市販の風邪薬は「熱、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み」などあらゆる症状をターゲットにしていますが、病院の薬なら「咳が出てないから咳止めはなし」といったように抜くことができます。無用なものを飲まないということにおいては意味があるかもしれません。

 

「抗生剤」をやめると「耐性菌」が増える

薬は自分の命に関わるものなのに、飲み方を知らない方が多いようです。例えば抗生剤は出された分量を飲まずにやめてしまうと、今の菌より強い「耐性菌」ができてしまいます。逆に痛み止めなどを延々と飲み続けても「予防」の効果はありません。飲み続けているから痛みが出ないわけではないのです。

薬は病院からの「お土産」!?

こんなに皆さんが薬を飲んでいるのは、病院でたくさん処方されるからです。「たくさん薬を出せば儲かるからだろう」と病院側を悪役にしたてるのは簡単なのですが、それだけではないはずです。確かに薬をたくさん出せば儲かるのは事実ですが、患者さんにも、「薬が欲しくて来ている」という現状があるからです。

 

親切な先生はなんでも出してくれる

薬剤師として薬局で働いていた頃、薬をお渡しするときに患者さんとお話していて感じたのは「いい先生」と言われる先生は、結構な量の薬を処方しているということ。「たくさんお薬くれるし」という言葉もかなり耳にしました。

「今日は、吐き気止めが追加されていますね」と言うと、「先生親切だからら旅行の酔い止めまで出してくれて」とか。湿布が大量に出ているのでちょっと聞いてみると、「孫がサッカーしていてね、あげると喜ぶのよ〜。お正月に遊びに来るから」なんてことも!

病院で出していいのはあくまで「治療薬」で、万が一のための予防薬は3割負担では処方できません。予防薬であれば、本来なら自費診療で10割負担。もちろん孫のためになど論外です……。「万が一」の薬は使われず破棄されることも多いですし、それはすなわち私たちの保険料が簡単にゴミ箱に捨てられているということなのです。

こういったことを目にすると、まずは支払いを10割負担にし、払い戻す制度にした方がいいのではないかと思ってしまいます。

 

無用な薬は飲まないに限る

薬はどうもお土産感覚になっているようです。大病院で長時間待ったあげくに「様子を見ましょう」と言われたら、「なんのために来たんだ!」と怒る方も多いのです。一方、どっさり薬が出たら「行ったかいがあった」と思われるはず。無用な薬は飲まないにこしたことはありませんが、「薬はお土産」の感覚がある限りは難しそうです。

 

健康な食生活も薬で台無し

食生活に気をつけている人は、近年とても増えています。しかし、いい食事をしていても薬を飲んだら台無しです。

特に赤ちゃんや小さい子どもの食事に気を配っているお母さんでも、平気で薬はあげてしまいます。薬だけは例外、もしくは薬に含まれている成分なら安心と思っているのでしょうか。

以上、抜粋終わり

以前、私もまだ医学についての知識がないときは、

病気になったら、

病院に行って、

お薬をもらって、

それを飲んだら病気は治るものだと思ってました。

多分それが普通の感覚なのだと思います。

しかし医学を学び始めてから、

いろんな思い違いに気づきました。

東洋医学を学ぶ過程で、

西洋医学も勉強し、

対処療法や根治療法と言う言葉を知り、

何が対処療法で、

何が根治療法かを学びました。

そしてそれぞれの特性を知り、

どういかせばよいのかも知りました。

根本的に我々は義務教育で病気の治し方を教わったことがないので、

病気は病院に行けばよいものだと教わっています。

だから何の疑いもなくそうしていますが、

しかし政府が行っていることが、

正しいとは限らないのです。

我々は病気を治したいから病院へ行っているはずです。

しかしその病院で行っている治療が、

対処療法で、

病気を治しているのではなく、

症状を抑えているだけの治療なのです。

治しているのは自分自身の自然治癒力です。

その事実をほとんどの方は知らないし、

理解していません。

だから治らない慢性病がはびこっているわけです。

本当に西洋医学が病気を治しているなら、

慢性病など起こらないはずです。

その事実を、

まず国民は認識する必要があります。

そうすれば、病院の利用の仕方も変わるし、

薬の利用の仕方もわかるはずです。

お土産感覚ということなくなるでしょう。

まずは正確な情報をインプットすることが、

第一歩ですね。

 

 

 

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